こんにちは。
今回は、有機化学を専攻していた2021年卒の私がどのようなことを軸にし企業選びを行っていたのかを書いていこうと思います。以前の記事で書いたように私が就職活動を行っていた時はコロナ禍で、就職活動がオンラインへと変化した年でした。このような環境でどのようなことを軸にし企業選びをしたのかを以下に書いていきます。
安定性
コロナ禍の中で多くの企業が影響を受け、倒産する企業や逆に大きく売り上げを伸ばす企業がありました。また、世界情勢も以前よりも不安定になり、いつ何が起こるかわからない状態にあると感じました。そこで企業選びにおいて企業の安定性に重点を置きました。具体的に企業情報の何を見たかというと、企業の資本金と自己資本比率、企業の製品群です。資本金は企業のホームページやマイナビ、リクナビの就職サイトに記載があります。資本金の額だけを見ても企業の安定性は判断できないため、資本金の額と一緒に自己資本比率をみる必要があります。自己資本比率は簡単に言うと返済不要の自己資本が資本調達の何%を占めるかという数値です。上場企業の自己資本比率はみんかぶというサイトで調べることができます、しかし非上場企業は記載がないので私は会社説明会の際に質問していました。資本金の額が高くても自己資本比率が低ければその企業は安定であるとは言えず、一般的に資本金の額と自己資本比率の高い企業ほど安定性が高いと言えるでしょう。
そしてもう1つは製品群です。1つの分野に特化しているような企業は、その分野の需要に大きく影響を受けてしまうため、私は様々な分野への製品およびサービスの提供を行っている企業を選択しました。数ある分野でも食品と半導体関連の事業に重点を置き企業情報を調べていました。
製品の市場シェア率
2番目は主力製品のシェア率です。理由は1番目の”安定性”にかなり近いです。シェア率の高い製品群を有する企業はホームページに記載があったり、会社説明会の説明内で説明があると思います。実際に現在働いている弊社も国内のシェア80%以上の製品を有しています。シェア率の高い製品を有している企業はその会社でしかできないような技術を有しているため、より低価の代替品の参入によりシェアが奪われ、売り上げが落ちてしまう危険性は少ないのではないかと考えています。しかし、言い換えれば競争力が低い可能性があるので新製品をどんどん開発したと考えている人には向かないのかなと思います(もちろん会社によって全然違うので一概には言えません。こういうのは実際に働いていた人の会社の口コミ情報から調べてみてください)。
残業時間
次に、残業時間です。自分は本業以外に副業を行う予定があったため、自分の時間を確保するため残業時間を重視しました。月の残業時間は求人票やマイナビやリクナビなどの就活サイトに記載があります。しかし、これらを信じていませんし、実際に入社したらサービス残業がある可能性もあるため、これらの情報よりも転職サイトの口コミを見て情報収集を行っていました。私と違って、残業代で稼ごうとしている人には関係のない話だと思いますが、こういう考えの人はきちんと残業代が出るのかを調べる必要があるので気を付けて下さい。
最後に言いたいこと
最後に企業選びの軸と関係がないですが、就職に関して就職中の方に私の考えを書きたいと思います。
大学で学んだことは就職先で活かすことはもちろんいいことですが、大学で専攻してきた専門性にこだわりすぎて自らの就職先の選択肢を狭めるべきではないと思います。より広い視野で就職先を選定したほうが自らの可能性を広げることができます。
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